ここ数年電車に乗っていて思うのですが、女性車掌さんが増えましたよね。
車内アナウンスが流れて、「あ、女の人の声だ!」ってことがよくあります。
私、女性の車掌さん結構好きなんです。
何故かといえば、アナウンスが聞き取りやすいから。
(あ、もちろん男性も聞き取りやすい方は沢山いますよ!!)
いわゆる鉄道マンといいますか、なんといいますか
あの、「いわゆる」な独特な『次は○○駅~、○○線ご利用の方はお乗換です』とかのアナウンス
確かにおもしろいとは思うんですよ。
きっと名物アナウンスなんて呼ばれるような凄腕の方もいらっしゃるんでしょうし。
でも、でもですね、やっぱり“お知らせ”であるからには、
聞き取れなくちゃ意味がないんですよ。
抑揚の付け方が面白すぎて、大切な連絡事項を聞き逃してしまったり
鼻にかけすぎてボソボソ言い過ぎて、そもそも何て言ってるのか聞こえなかったり。
あれ、日頃からものすごーーーく気になってたんです。
乗り慣れている電車ならアナウンスなんてなくたって気になりませんけど
初めての土地で、どこで乗り換えればいいかドギマギしながら乗ってる人だっているはずです。
あんまりなアナウンスが流れると、今ので大丈夫だったかな?分からない人いるんじゃないかな?って
余計なお世話ながら思ってしまいます。
先日も乗った電車で女性のアナウンスが流れたのですが
これがもう私すごく気に入ってしまいまして!
可愛らしい声で、それでいてとても清涼感のある、清々しい喋り方。
伝えるべきことが明確に伝わってきて、喋る速度もすごく丁度良かったんです。
もしかしてご本人はそこまで考えてないかもしれませんが
たとえマイクに向かって一人で話しているとしても
その先に自分のアナウンスを聞いているたくさんのお客さん達がいるってことが
自分がちゃんと誰に向かって何を喋っているのか、はっきりしてるんだな、と
そんな風に思えるステキなアナウンスでした。
そして最後、終点の駅に着いた時、本当に何気なく
「ご乗車ありがとうごいました。この後も、お気をつけてお帰り下さい」 と。
丁度、仕事帰りの人たちで満員の時間帯。
スルっと入ってくるその言葉に、ものすごく好感が持てました。
ちょっと大袈裟かもしれませんが、本当にその一瞬癒されました。
話す言葉の力って、なかなかに偉大ですよねぇ、なんて思ってしまいました。